ブログ

人はなぜ「いらないもの」を買うのか?——CVRの裏で働く“7つの行動心理”とその使い方

人はなぜ「いらないもの」を買うのか?——CVRの裏で働く“7つの行動心理”とその使い方

人はなぜ「いらないもの」を買うのか?
──CVRの裏で働く“7つの行動心理”とその使い方

「なんでこれ買ったんだっけ?」
そんな経験、誰にでもあるはずです。

実はECサイトのCVR(コンバージョン率)の裏側では、合理的な判断ではなく“行動心理”が働いていることが非常に多い。

この記事では、「いらないはずの商品が売れてしまう理由」を、7つの心理トリガーとその使い方に分けて解説します。

1. 損失回避バイアス

人は「得をしたい」よりも、「損をしたくない」気持ちが強い生き物。

使い方:「期間限定」「在庫わずか」「今だけ送料無料」など、“逃したくない心理”を刺激。

2. 社会的証明(みんな買ってる)

「他の人も使ってる=自分も安心」。
行動に自信が持てないとき、人は周囲に判断を委ねます。

使い方:レビュー件数の表示、売上ランキング、導入事例など。

3. 権威性バイアス

「専門家が言っている」「◯◯大学の研究」など、権威がある情報に人は弱い。

使い方:医師監修、専門家コメント、受賞歴、メディア掲載実績などを活用。

4. 一貫性の原理

一度「買いたい」と思った人は、その意思を一貫させようとする傾向があります。

使い方:ステップメールやSNSでの継続接触で「少しでも気になっている状態」をキープさせる。

5. 希少性(レア感)

「あと1点」「限定100名様」など、数が少ないと感じると購買意欲が爆発的に上がります。

使い方:“残り○個”表示、“今だけの価格”などを明確に伝える。

6. 返報性の原理

人は「何かをもらうとお返ししたくなる」心理を持っています。

使い方:無料サンプル、PDFプレゼント、クーポン配布など“先に価値を与える”仕組み。

7. ミラーリング(共感)

「この人、私と同じだ」と感じたとき、人は安心して購入に進みやすくなります。

使い方:「同じような悩みを持った人の体験談」や「顧客インタビュー」の掲載。

まとめ|人は感情で買って、理屈で正当化する

CVR(コンバージョン率)を高めたいなら、論理だけでなく「人間の心理」に向き合うべきです。

  • 買いたくなる空気をつくる
  • 不安を和らげ、安心させる
  • 自分ごと化させる導線を設計する

ユーザーは「商品が欲しい」のではなく、「その商品を買う自分」に納得したいのです。

ManyCの視点

私たちManyCは、ECサイトのCVR改善を「心理×構造」で支援します。

  • 行動心理を活かしたCVR改善の導線設計
  • レビュー・Q&A・導入事例の構成支援
  • 「納得して買ってもらう」ためのブランド演出

数字だけでなく、「ユーザーの気持ち」から成果をつくるCVR改善に興味がある方は、ぜひご相談ください。

【無料相談受付中】

心理トリガーを踏まえたCVR改善の診断・初回無料で対応中。
ユーザーの“感情”に届くEC設計を、一緒に進めませんか?

関連記事

  1. 仕入れで8割決まるEC施策の話
  2. “ブランド”は何でできているのか?5つの視点で解剖してみた
  3. 言語化する力が、ビジネスとECを加速させる 言語化する力が、ビジネスとECを加速させる ――「考えている」だ…
  4. ECサイトで“売れない理由”はこの7つだけ ECサイトで“売れない理由”はこの7つだけ
  5. 転換、CVR、購入率…名前は違えど、本当に見るべきは「本質」である 転換、CVR、購入率…名前は違えど、本当に見るべきは「本質」であ…
  6. ネットショップ運営でよくあるお悩み5選とプロが教える解決方法 ネットショップ運営でよくあるお悩み5選とプロが教える解決方法
  7. ビジネスとEC運営に効く!「学習の5段階レベル」とは? ――「知ってるだけ」じゃ、何も変わらない。 ビジネスとEC運営に効く!「学習の5段階レベル」とは? ――「知…
  8. VSOP理論で読み解く、キャリアとビジネスの“熟成度”――20代…
PAGE TOP