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セッション数・訪問数・PV数・ユーザー数・アクティブユーザー数とは? ――違いと使い方を超わかりやすく解説。数字は“読んで、活かして”なんぼ。

セッション数・訪問数・PV数・ユーザー数・アクティブユーザー数とは? ――違いと使い方を超わかりやすく解説。数字は“読んで、活かして”なんぼ。

【はじめに】数字に強い人が、ECを制する

セッション数は増えた?

ユーザー数は落ちてない?

PV数の推移は?

アクティブユーザーはどうだ?

数字が飛び交うEC運営現場。
でも、よく考えると混乱しませんか?

「この違いって、何?」「いつ、どの数字を見ればいいの?」

安心してください。
言葉はたくさんあっても、本質を押さえれば怖くありません。

今回は、セッション数、訪問数、PV数、ユーザー数、ユニークユーザー数、アクティブユーザー数まで、まとめて「超わかりやすく」整理し、実際の運用でどう使うかまで落とし込みます。

1. まずは超シンプルに、言葉の意味を整理しよう

指標 意味
セッション数 サイトへの訪問回数(1人が複数回訪問しても都度カウント)
訪問数 セッション数とほぼ同義(呼び方の違い)
PV数(ページビュー数) サイト内で見られたページの総数
ユーザー数(UU) 一定期間内にサイトを訪れた人数(同じ人は1回だけカウント)
ユニークユーザー数 ユーザー数と同じ意味(計測ツールで言い方が違うだけ)
アクティブユーザー数 実際に行動を起こしたユーザー数(閲覧・クリック・購入など)

2. イメージでつかむ「数字の違い」

  • セッション数は、「何回来たか」
  • ユーザー数は、「何人来たか」
  • PV数は、「何ページ見たか」
  • アクティブユーザー数は、「来た人のうち、ちゃんと動いた人」

これだけでかなり整理できるはずです。

3. 【実践】数字はこう使い分けろ(ケーススタディ集)

ケース1:集客施策の効果を見たいとき

見る指標:

  • ユーザー数(またはユニークユーザー数)
  • セッション数

ポイント:

  • 新規ユーザーが増えたか?(広告・SNS施策の効果)
  • リピートユーザーは定着しているか?(CRM施策の効果)

ケース2:サイト内での動き方をチェックしたいとき

見る指標:

  • PV数
  • 1セッションあたりのPV数

ポイント:

  • 滞在時間と合わせて見ると、興味の深さがわかる
  • PV数が多すぎる場合は、むしろ「迷っている可能性」も考慮する

ケース3:リアルな購買行動を追いたいとき

見る指標:

  • アクティブユーザー数
  • セッション数×CVR(コンバージョン率)

ポイント:

  • 来ただけで終わっていないか?(アクションを起こしているか)
  • 来た人のうち何%が購買まで至ったか?(CVRとの掛け算)

ケース4:リピート率を改善したいとき

見る指標:

  • リピートユーザー数(アクティブ率も見る)
  • 購入ユーザーのリピートセッション数

ポイント:

  • 購入後に再訪しているか?
  • 次の商品閲覧につながっているか?

4. 数字を“見るだけ”では意味がない

セッション数が増えた=良いこと?
PV数が多い=成功?
ユーザー数が減った=危機?

答えは全部、「それだけじゃわからない」です。

数字は単体で見ない。必ずストーリーで読む。

これが、数字を「活かす側」に回るための絶対ルールです。

ストーリーで読むとは?

たとえば、

  • セッション数は増えた
  • でもユーザー数は横ばい
  • PV数は増加
  • CVRは下がった

この状況なら、
「広告で訪問は増えたが、ターゲットの質が悪く、購入には至っていない」と読むべきです。

【まとめ】数字は「ユーザーを知るための言語」である

指標 役割 主な使い方
セッション数 訪問回数 集客のボリューム感を把握
ユーザー数 訪問人数 新規・リピート傾向を把握
PV数 ページ閲覧回数 サイト内の興味深度・回遊を分析
アクティブユーザー数 行動を起こした人数 サイト設計や施策の刺さり具合を測定

数字は敵ではありません。
数字は、ユーザーを理解するための最高の味方です。

ManyCの視点

私たちManyCは、「レポート提出代行」ではなく、
「数字をもとにユーザーを知り、次の一手を設計するパートナー」として支援しています。

  • 数字の動きだけで一喜一憂しない
  • 本質的な課題を発見する
  • ユーザーの感情と行動を設計する

データはただの記録ではない。
未来を変えるための地図だと、私たちは信じています。

【最後に】

あなたが今見ている数字は、ユーザーの行動であり、感情の軌跡である。

数字に強くなれば、ビジネスに強くなる。
そして、ユーザーとの関係性も、もっと深くなる。

その第一歩を、ManyCと一緒に踏み出しませんか。

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